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●白山の野生猿

白山の野生猿を撮ってきました。

白山の野生猿
中宮ビジターセンター付近の猿

最近は、中宮ビジターセンター付近に毎日出てきます。
ある程度近づいても、多少は警戒しているようですが逃げません。
しばらく行動を共にすると、猿に近づける距離が次第に短くなってきました。
猿にとっては、人の存在も「自然」です。
人慣れしているとも言えますが、人が飼っていなければ、やっぱり「野生」です。

 
 
こちらは自宅付近に出てきた猿です。

自宅付近に出てきた猿
自宅付近に出てきた猿

近づくどころか、人を見るとすぐ逃げます。
このあたりに出てくる猿は、畑や柿の木を荒らすのが目的です。
猿自身、悪いことをしていると思っているのでしょう。
中宮ビジターセンターの猿とは雰囲気が違いますね。全般的にこそこそ行動しているように思います。

ただ、猿から見たら、労せず腹一杯になる畑の作物も、山にあるアケビも同じ食料で、怖い人も、天敵の一つに過ぎないのでは。
ですから、自宅付近に出てくる猿もやっぱり「野生」、自然環境(人や畑も含めた)に順応していると、私は思います。
まあ、これが望ましい状態かどうかは、意見が分かれるところだと思いますが。


ここからは、中宮ビジターセンター付近での撮影です。


葛の葉っぱを食べています
葛の葉っぱを食べています。

飲み込んだあと
飲み込んだあと。「うまかった」


親子猿
親子
後ろの猿は、母猿のノミ取りをしています。


撮影日 2006年10月25日

コメント

 昨年の夏、仕事から帰ったら自宅の前に猿がいました。
 キュウリのでっかくなりすぎた物を4本、よく見えるような場所に置いておいたのをかじっていました。皮を歯で剥いて中身だけ食べてありました。
 
 野生動物の居住圏の野山に食べ物が少なくなっている、居住圏が少なくなっている、いろんな原因があると思います。
 人間中心の世界が、野生動物たちを脅かしている、原因ははっきりしていると思います。
 でもどうしたらいいのか・・・。

こんにちは。
サルとの関連でクマの話題ですが、
福井でもクマの話題が毎日新聞記事になっていない日はありません。
(30年位前に杉の植林が過度に進み栗などの木々が不足しているためでしょうか。)
10/30は山から離れている国道8号線沿いのショッピングセンターに小熊が現れ、屋根裏にまで逃げましたが捕らえられたニュースがTVで報道されておりました。
素人考えですが、共存するために山の持ち主さんの協力が是非必要ですが、ある程度の高さにどんぐり等の木々を植林したらどうでしょうかね。

自宅近くでも、熊警報がよく出ます。
近くに親子熊(母親と子熊2頭)が住み着いているようで。
今年はブナが全くの不作で、ミズナラ枯れでドングリも期待できず、一昨年と同じ、熊にとっては厳しい年みたいです。

昔は人里と野生動物の間には、一定の境界線みたいなものがあったと聞きます。
今は、人が野生動物の領域を侵す反面、保護だとか言って、狩猟制限や人里に繰り返し現れる熊を繰り返し奥山へ放したり。(奥山放獣が全てダメと言うわけではありませんが。)
保護までもが「人間中心」の考えで進められているような気がします。

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