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●正月早々

正月早々撮影に出ました。
なにせ久しぶりの星空でしたので。

昨年に引き続き、「太郎を眠らせ太郎の屋根に雪降り積む。次郎を眠らせ次郎の屋根に雪降り積む。」と斎藤茂吉の詩を唱えながら撮影しました。

太郎を眠らせ1
太郎を眠らせ1

月が西の山に隠れるのを待って撮影。
まだ山には月光が当たっています。
手前の雪面は小細工しました。

太郎を眠らせ2<br />
太郎を眠らせ2
さらに待って、山も陰ってから撮影しました。
拡大画像を見るとわかりますが、月入後に撮影したこちらの方が星がたくさん見えます。

コメント

斎藤茂吉の詩った情景をどのように写しこむか。ご意見をお願いします。
amyu さんみたいに辛口でお願いします。

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。
 三好達治のこの詩はとてもすきな詩です。
 私のイメージは昨年撮られた写真に近いものです。
 もう少し屋根の雪が多く、今も雪がしんしんと降っていると想像していました。
 
 宮嶋康彦さんのHPにこんな言葉がありました。
 
「コラボ 

俳人の黒田杏子さんと単行本を作ることになった。
『名句46選』(仮題)といったタイトルになる。
黒田さんが選んだ名句一句に、写真が一枚。
しかし、けっして近ごろ流行の「写俳」なるものではない。
あれはまったくいけません。
ほとんどの場合、写真は句の解説になっている。
あるいは、写真を解説したような句が、
お互いの傷を舐め合い、褒め合っている。

ここのところ、四十六句と喧嘩できる写真を選定している。
ふたつの異なったジャンルの作品が
融合してどのような世界を展開するのか、
苦闘と愉楽とに没入している。」

こちらこそ、本年もよろしくお願いします。

私も雪が少ないのが気にかかっていました。
今度は屋根雪がある時に行きたいと思います。

それと、おっしゃるとおり星空よりも雪の降る情景がふさわしいと私も思うのですが。。。
ただ、この写真テーマについて示唆を頂いた方が星空、星明かり、屋根雪、をイメージされているようです。
氏は石川県の辰口生まれで、幼少から雪との暮らしに親しんだ方。
なにか思い浮かぶ情景があってこのようなことを言っているのだと思いますが、何度その話を伺っても、香川県生まれの私にはなかなか理解できない、故に写真にもできないのです。

> ほとんどの場合、写真は句の解説になっている。
名句に従属したり、2番煎じでではなく、肩を並べられる意味を持つ写真をということでしょうか。
難題ですがその通りだと思います。

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