●転法輪
転法輪の窟から見た日の出
これは翌日の日の出です。
今年の紅葉は例年になくすばらしい色です。その紅葉が朝日に照らされています。
(段階露光の画像合成で、ちょうどハーフNDをかけたような効果を出しています。)
転法輪の窟は、泰澄が白山を開山した時にこもって行をしたとか、そのときに翠ヶ池から竜や十一面観音様が出てきたとか(実際は転法輪の窟からは翠ヶ池は見えないのですが)。いろいろと伝説があります。
今は、結構新しい地蔵様が奉られています。私が初めてここを訪れたとき、もう15年以上も前になりますが、この地蔵様は真新しい祠に入っていました。今はその祠はこっぱみじんになって、その残骸が近くに残ってます。
今の窟の中は結構狭いですが、溜まっている岩クズをどければ人一人が入るにはちょうどよい大きさになりそうです。
御前峰で強風が吹き荒れていてもここは比較的静かで、岩をしたたる水もあります。行場としての条件はそろっているのではないかと思いますが。。。厳しいでしょうね。
撮影 2008年10月9、10日