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●大雪と白鳥

晴れた朝、柴山潟干拓地に白鳥の様子を見に行ってきました。

大雪と白鳥

大雪と白鳥
遠くの水がたまった田圃には白鳥がいっぱいいます。
雪面は白鳥の足跡だらけです。
飛んでも餌場はないので、付近を彷徨うしかないのでしょうか。


大雪で東北方面の白鳥が南下したようです。雪で田圃などが埋まると白鳥は餌が食べられなくなるので、雪の少ない地域に移動したとのことです。
そんなわけで、柴山潟周辺にはとても沢山の白鳥が集結しています。
とはいえ、柴山潟周辺の田圃もほとんど雪で埋まり、白鳥が落ち着ける場所は僅かです。
たぶん、十分な餌にありつけないでしょう。
移動しても雪ばかりで餌場はありませんので、じっと耐えるしかない、さながら難民キャンプです。
こういう状態になると、餌を撒いて白鳥を助けるとか、考える人が出てくるかもしれません。そういう経緯で白鳥の名所になった地域もあるようです。
が、私は反対です。
動物は野生が一番。人が助けなくても彼ら自身で辻褄をあわせる力があるはず。
辻褄があわなくなっていたとしたら、餌まきなどの短絡的な行動では既に手遅れ、人の感傷を満たすことはできても、生態系にとっては大きな意味を持たないと思います。
しばらくは寒波が遠のきそうです。あと数日頑張れば食べ物が出てくるでしょう。


撮影 2011年2月2日