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●白山下駅

金名線(きんめいせん)は、石川県石川郡鶴来町(現・白山市)の加賀一の宮駅から石川県石川郡鳥越村(同)の白山下駅までを結んでいた北陸鉄道の鉄道路線です。
両白山地を越えて金沢と名古屋を鉄道で結ぶぼうという壮大な構想から付けられた名前です。
今は廃線となって、自宅の近くの終点の白山下駅がバス停となって残っています。

白山下駅
白山下駅
背後は高倉山です。

白山下駅のかつてのプラットフォーム側
白山下駅のかつてのプラットフォーム側
線路は自転車専用道路となっています。

白山下駅の近くに放置された錆びたレール
白山下駅の近くに放置された錆びたレール

小堀定信像
小堀定信像
白山下駅の近くに、かつて金名線建設推進に尽力した小堀定信氏の像があります。

コメント

 最初に鉄道があったのですね。
 映画「さくら」を見たので、JRバスの名金線が頭にありました。それよりも前に金名線の鉄道があったのですね。
 白山を眺めながら電車の旅ができたら最高ですね。昔の人は壮大な夢を持っていたんですね。

小堀翁は、破産寸前になりながら生涯を手取川流域の開発に捧げた人だとか。
鉄道建設は、富国強兵策のシンボルだったとか。
金名線は、鳥越発電所(手取ダム)建設資材を運ぶねらいがあったとか。
白山越えルートは、現在の白山スーパー林道とほぼ一致していたとか。
スキー場建設や温泉保養施設構想は、早くから小堀翁が提唱していたとか。
小堀翁は機略にたけた政治手法を持つ、執念の人だったんでしょうね。
希望に燃えた青年実業家であったか、政治と密着した悪徳商人であったか、とらえ方次第でどうとでも取れますが、本人は必死だったんでしょうね。

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