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●CD-1 赤道儀

私の使用している赤道儀はCD-1というやつです。
精度はそれなりですが、普通に入手できる赤道儀では、おそらく一番軽いものです。


CD-1
まだ3晩しか使っていませんが、最初の使用時に極軸あわせに苦労しました。
これを山上の条件の悪いところでやるのは困難だろうと思いました。
そこで、極軸望遠鏡を自作しました。
オレンジ色のゴムバンドで縛り付けているやつです。

 
CD-1
CD-1には高精度の極軸望遠鏡がオプションでありますが、私のはコンセプトが正反対です。
低精度極軸望遠鏡で極楽極軸あわせを実現しようというものです。


CD-1
CD-1の極軸あわせの難しさの理由は、覗くパイプが細いことの他に、ベースプレートに埋め込まれているために、望遠鏡外の視野が遮られることにあります。
CD-1の極軸あわせを体験した人は、この写真を見るだけで極楽極軸あわせを想像できると思います。


低精度極楽極軸望遠鏡
低精度極楽極軸望遠鏡
材料は、100円ショップで購入したタオル掛けから取ったプラスチックパイプとゴムバンド(ヘアーバンド)で、材料費200円です。
長い2本が望遠鏡部です。
短い2本をセロハンテープで束ねたものは、望遠鏡部を固定するときのゲタになります。
私が買ったタオル掛けからは、望遠鏡部が長短2本とれました。恐らく短い方で精度的には十分だと思います。
極楽極軸望遠鏡であわせてから、さらにCD-1付属の極軸あわせパイプで追い込むこともできます。

最初はホームセンターでアルミパイプを調達するつもりでしたが、1000円という値段に躊躇して(笑)、100円ショップに鞍替えしたのですが正解だったと思います。アルミパイプだと運搬時に他の機材を傷つけないように気を使う必要がありますから。

ちなみに右下に写っているゴミみたいなやつ(爆)ですが、これが初代極楽極軸望遠鏡です。
入山口に自動車で向かう途中で思いついて、途中の食料品店でもらった、ミスコピーの紙とセロハンテープで作ったものですが、先の記事の天の川の撮影で活躍してくれました。