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●ゼンテイカ

ゼンテイカ
ゼンテイカ
朝方に開いた花が夕方にはしぼんでしまう一日花。
(タムロン・レフレックス500mm)

最近知ったのですが、ニッコウキスゲというのは俗称で標準和名は「ゼンテイカ」というらしいです。

今まではその逆で、ゼンテイカは北海道とかの一部の地方での呼び名か亜種だろうと漠然と思っていました。
手持ちの図鑑やWEBの情報では、ゼンテイカのほうが別名と記されているものもあり混乱するのですが、「Wikipedia」ではゼンテイカが標準和名でニッコウキスゲが別名と明記されており、これを信用した方がよろしいかと思います。

それと、多くの図鑑にはゼンテイカは朝方に開いた花が夕方にはしぼんでしまう一日花と記されていますが、経験上必ずしもそうではないと思います。
撮影で数日間山にいると、前日に撮影した花を再び見ることもよくあります。
ゼンテイカは確かに早くしぼんでしまいますが、1日以上咲き続ける花もあるようです。
しかし、まあゼンテイカは一日花として話の題材に取り上げられることが多い花ではあります。その気持ちを汲んで、1枚撮ってみました。

撮影は、レフレックスレンズというちょっと変わったレンズを使用しています。
以前フイルムカメラを使っていたときに、使用頻度が高かったマニュアルフォーカスのレンズです(ボディはオートフォーカスでしたが)。
ボケがリング状になる描写は使いこなすのは難しいのですが、独特の味わいがあります。
キヤノンのデジタルカメラを使い始めてからは、そのファインダーの見にくさからこのレンズできちんとピントを合わせる自信がなく、持ち出すことのほとんどなかったレンズですが、ライブビューが装備されてからは、再び使えるレンズになりました。
古いレンズですが設計は完成されていると思います。
それと、作りがとてもしっかりしていて一生使える信頼感があります。
最近のレンズは、10万円を越えるようなお値段でも、数年でガタがくる場合があり、消耗品の感覚でしか扱えないのは残念ですね。


撮影 2009年8月9日