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●山の料理

冬場の山の料理です。
雪深い山村では山菜も野菜も採れません。
今は何でも手に入りますが、かつては塩漬け保存した山菜を小出しにしていくしかなかったのです。

かっちり
かっちりと呼ばれるジャガイモの煮付け、奥はウドとワラビの煮付けです。
かっちりは小さな芋(本来ならばクズ芋扱い)を、皮をむかず水も使わないで煮込んだ料理です。
最近は小さな芋が手に入りにくいらしく、半割の芋が使われていました。

ウド、フキ、ゼンマイ
ウド、フキ、ゼンマイの煮物です。
金柑がいろどりに添えられていました。これは、何でも手に入る現代風のあしらいでしょう。
ボールの中はフキの塩漬け、タルの中はウドの塩漬けです。

驚いたのは、フキもウドも塩漬けしているにもかかわらずとてもきれいだったことです。
私がやると、アクで真っ黒になってしまうのです。
色々と工夫があるみたいです。


撮影 2010年2月24日
白峰 春風旅館