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●取立山

久しぶりに山を歩いてきました。
暗いうちから出発して取立山を往復しただけですが、山はやっぱりいいですね。

取立山から白山
取立山から白山
山頂付近の積雪は60cmくらいです。

経ヶ岳
経ヶ岳
明け方は雲がかかってました。

越前甲(左)、大日山(右)
越前甲(左)、大日山(右)
朝日を浴びて色づきました。

取立山山頂付近
取立山山頂付近
兎の足跡がいっぱいでした。

撮影:2006年12月20日
 
 
 
私がはじめて取立山に登ったのは1990年の5月のことでした。
2回目は1999年の8月。これは、ある調査が目的で登りたくて登ったのではありません。
そして今回が3回目です。

最初に登ったときは天気はまずまず。白山がよく見えました。
しかし、取立山から白山の前に見える尾根がいけなかったのです。稜線には植林の杉が並び、中腹は伐採後の雑木。白山も下半分が見えない。ミズバショウの開花時期でしたが、湿地のまわりは杉林。林道まがいの登山道。そして人が多いこと。私は「この山はダメだ」と考えながら下山しました。

そして16年たって、もう一度登ってみようと考えました。

稜線の杉も中腹の雑木も昔のままでした。
当時の山暮らしはどうであったか。あの杉はどんな人がどんな気持ちで植えたんだろう。植林をまぬがれた中腹の雑木は少しは成長しただろうか。
多少大人になった私は、色々のことを考えました。
杉も雑木も昔の私がやったように否定されたらかわいそうです。
そんなことを考えながら見ているうちに、取立山からの展望が美しく見えてきました。

コメント

こんばんは。
植林、林道、などで恵まれてはいませんが、雪景色になるとまた趣が変わっていい感じですヨ。

こんばんは。
どんな物にも見るべき所はあると思うわけで、それを見ようと工夫するか、工夫しなくても見られるところに行くか、人それぞれ、どちらを選択しても、それなりの苦労はあり、どちらが上だとも思いません。
私に限って言えば、16年経って取立山の良さがやっと見えたと言うことで、雪が消えたらもう一度行こうと思ってます。

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